【徒歩0分】京街道の中継地「橋本遊郭」ってどんなとこ?妓楼内部も初公開!【異界】(7)

 

全国裏探訪取材班は、橋本遊郭のメインストリートを北から南まで歩いてきた。今回は橋本駅まで帰りつつ道すがらにあるオブジェクトを見て行きましょうかね。

さて取材班は橋本駅へと帰りつつ残された物件を見て行きましょかね。ここなんかもおそらく両隣に妓楼があったんでしょうけど、今はこんな感じで何もないな。

何もなくなったのは悲しい出来事んですけど、無くなったことによって横からの断面図も見られる。例えばこの窓。独特の意匠が何とも言えない。滅びゆく物も余すことなく愉しむ。まぁ見る者からすれば、それはそれでまた一興なのかもしれん。

「ビューティーサロン Jasmin」

そんな妓楼の後も今はパーマ屋に転業しているようだ。かつては何名の娼妓がいたのだろうか。前回に引き続き、参考に全国遊郭案内をみていこうか。

「(続)今では貸座敷の組合員が七十五人居り、娼妓は四百七十人、藝妓は三十名と云う大舞臺に成つて居る。インなは主に中國、四國、九州方面が多い。店は陰店式で、娼妓は居稼ぎもやれば、又送り込みもやつて居る。(続)」

「(続)遊興は勿論時間花制又は通し花制で廻しは絶對に取らない。費用は一時間遊びが一圓で、引過ぎからの一泊は五 六圓だ。薹の物は附かない。藝妓の玉代は一時間が一圓五十銭で、二時間目からは一圓宛 である。(続)」

「(続)附近には石清水八幡宮、淀競馬場、柳谷観世音、關西漕艇クラブコース、等があり、松茸、川魚等が名物だ。主なる妓樓は、第二中川樓、第一勝山樓、第一成駒樓、辻本樓、第一友榮樓、藤井樓、森田樓、辻よし、大金樓等である。」

「中村」

当時の屋号かどうかはわからないが、中村との文字が。それにしても一大遊郭に競馬場、クラブコース、松茸川魚となかなか豪勢だな。

今だからこそ、近隣の橋本小学校の児童や主婦が行き来するだけなのだが、当時はここは“男の川”と呼ばれるくらい遊客が多かったと言う。なるほど男の川とはなかなかの例えだな。そういや近隣の石清水八幡宮があるところは「男山」と言われているので、差し詰め男川に男山か。

取材班は橋本駅一番近い妓楼を観覧。この妓楼も素晴らしくりっぱだ。

これは今の建築基準では認められないだろうが、2階部分が道まで迫り出し、かなりの迫力がある。いいな。

こちらの軒先にも傘付きの行灯が掛かっていたりしますね。手摺りもしっかりしてるし、欄間もいい感じだし往時を忍ばせる。

足元もこんな感じで装飾には事欠かない。これって今ふと改修工事とかしたら、現在の職人は対応できるのだろうか。今の住宅建築ってこうじょうである程度作ってきて現場で巨大プラモみたいに組み立てるだけだから、ある意味ロストテクノロジーなのかもしれん。

だいたい遊郭部分はこんな感じなのだが、ふと京阪線より南側を見てみると巨大な木造建築物がある。これは何なのだろうか。気になったので、次回も見て行きますよ。橋本遊郭編はまだまだ終わりませんよ。気長にお付き合いください。

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(2019)