【赤線と青線の】薩摩隼人のリフレッシュスポット鹿児島「甲突町」の遊廓跡と特飲街。ソープ・ちょんの間もあるよ!【豪華共演】(5)

全国裏探訪取材班は、元遊郭からの赤線、そしてソープ街・ちょんの間となんでもありの「甲突町」に来ている。前回は怪しいちょんの間旅館街を見てきたんですが、その界隈にはまだまだ面白いツウ好みの物件がある。今回最後そこんとこを見て行きましょう。

怪しい旅館街が何店舗か残る城南通り界隈だが、その中でも一際かつて遊郭だった面影を色濃く残す物件がある。

「ヘナ教室 クイーンズヘナ ☎225-8147」

その物件の名はクイーンズヘナ。なんだか間の抜け脱力しそうなそうなネーミングセンスだが、今では美容室か何かだろうか。

その物件のメインエントランスの上には、4色のタイルで構成された特別な意匠がありますね。幾何学模様と言えばいいのだろうか、ずっと見ていると目がかなり疲れてくる。思考停止になりそうである。

あ、なるほどね。当時はこういった模様を見せて思考停止にさせて、男どもを誘っていたんですかね。考えすぎかもしれんが、往時の物証の一つでもあることは確かだ。裏通りなんか行くといまでも雰囲気ありますもんね。

「スーパーマルアイ」

取材班は少し歩き疲れたので、地元の小さなスーパーで休憩をすることになった。ちょうど場所で言ったら小桜一家の前の事務所だろうか。そこには店の前のベンチには地元民が集まる休憩スペースがあり、戦後のこの場所の事を聞き取りを行った。やはり間違えなくここは赤線地帯で栄えたという。で話の途中に「赤線の端には特飲街があり青線もあった」という証言を得た。

取材班はさっそくその場所へと向かった。その場所というのは城南交番の裏側と言えば分かり易いか。ちょうど甲突町ソープ街をまっすぐ行ったところにあり確かに、赤線地帯の端っこだ。

確かに斜めに入っていくスナック街の残骸がありますね。ここですか・・うわ~ここは区画が整理された赤線とは少し趣が異なった青線ですね。

先ほど伺った地元民は特飲街だったとの証言を得た。今でもドアが変開きになった物件があったり・・まさか真昼間から怪しい営業中じゃないよね。

 

場所によっては結構建物が潰され歯抜けっぽくなっているのだが、確かにこれは特飲街ですね。

戦後の一時期はここに数多のスナックが犇めき夜な夜な秘め事が行われていたらしい。さっきの話を伺った中に居た地元民の男性によると、当時のココを“神秘的”と表現していたのが印象的だった。さぞかし遊ばれたんでしょうね。

今でもやけに細いドアがあったり、魔窟ありますよね。さすが青線。当時はこっちの方が非合法と言う事だけあって、密集猥雑感がぱない。

「スナック みゆき」「スナック スマイル」

 

今では幸か不幸か、片側が駐車場になっているのでかつての特飲街の断面をじっくり見れますね。今でも住人は居るらしく2階には洗濯物が干されて居たり結構な生活感だ。

「思案橋」

遊里への入り口の交番から少し北に行ったところには、思案橋がありますね。行くか戻るか思案橋。これも遊廓には無くてはならない装備ですよね。

薩摩隼人のリフレッシュスポット「甲突町」は如何だっただろうか。遊郭から、赤線地帯と青線特飲街、それから、ちょんの間裏風俗旅館・ソープ街とレパートリー豊かなまさに鹿児島の“性地”だ。

熱心な読者のためにアクセス方法を記載しておこう「鹿児島本線西鹿兒島驛(現鹿児島中央駅)で下車すれば、東へ約三十丁の地点である。乗合自動車は思案橋で下車し、市電は新屋敷で下車すれば便利だ。」ちなみにこの一文は昭和6年発刊全国遊郭案内にある「鹿兒島常盤遊郭」への案内だ。当時と今のアクセス方法はまるっきり同じだ。鹿児島にお越しの際は是非行ってみては。

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(2019)