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全国裏探訪取材班は、和歌山のスーパーノスタルジー遊郭「天王新地」に来ている。ここは和歌山でも指折りのDEEPゾーンでもある。元々和歌山の私娼窟といえば和歌山駅(旧称東和歌山駅)前の「阪和新地」が有名だ。
元を辿れば和歌山県というのは、遊郭に対して明治時代以降も消極的で設置されることがなかった。
明治後期になりやっと遊郭が設置されることになる。ただ和歌山市内には設置されることはなく、設置されたのは新宮、大島など南部の三ヶ所のみにとどまった。
ただ、そんな健全で真っ当なアピールをしていた和歌山市内だったが、前記の阪和新地やここ天王新地の私娼が蔓延っていた。と言うわけだな。
当時は、和歌山市も南海一の大都会として君臨していたようで、泥臭い大阪と違い、リゾート気分で大阪地区や和泉地区から多くの客が押し寄せていたと言う。

この地区にあるトイレ。公衆かどうかはわからない。
この天王新地の発生時期に関しては詳しい文献がないのでわからないのだが、どうやら昭和初期には存在していたのは、取材班が地元超高齢者に取材して裏を取っているので確かだ。
かなりズタボロな和式の大便器だな。これ、大人が利用したら底抜けてクソだらけになって改名だなw
こっちは小便器か。今では完全にスタンダードになっている陶器の便器ではもちろんない。大阪あいりん地区のセンターのトイレはこの方式だったな。いまは閉鎖されて見ることはできない。かなりレアだな。
事実上バラックに近い物件をみながら脳内ARで当時の様子を想像してみる。もしかするとここら辺は、天王新地で稼ぐ女の住まいだった可能性は充分あるな。
こっちの路地から見ると、既に崩落が始まっていているのがわかる。当時を忍ばせるこの辺の風景も完全な世代交代によってみられなくなる日も近いのかも知れん。
取材班は再度国道24号線に出て天王新地側に歩く。何やら怪しげなゲートが見えてきましたよ。これが私娼窟への入口か。かなり雰囲気あるな。もっと近くに寄ろうか。
「天王料理組合」
ついにきましたよ。天王新地。既に和歌山市民でも若い世代は存在も知らないスポットらしく、人通りも皆無。同じ新地でも飛田のそれと全く異なる。
この取り残された感がなんともいえん。普通に考えて絶対現役じゃないだろ!!と思うのだが・・
詳しくは次回お伝えしていこうと思う。
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(2012,2019)