全国裏探訪取材班は、前回から旭町界隈を見てきたわけだが、徒歩でしか入られないような狭い路地裏や、渋い横町があるのでそれらを見て行こうと思う。
「清水区 旭町 3」
その北隣が、旭町2となる。取材班座底へ足を運んだ。途中にはバーがあるが立て看板には向こうを向いたバドガールが。最近めっきり見なくなりましたよね。バドガール。と思ったらバドワイザーって生産終了してたんだ。
「レラビッチ」
意味深なネーミングだよな・・・なんなんだレラビッチって。
「相生交番」
で、旭町と清水の港湾ベリアの間には交番が。これも遊郭や赤線地帯には無くてはならないスポットですよね。もっとも今は現代風だが、元赤線地帯を見張るかの如く鎮座している。
「島崎西宮神社」
今でいうJ-オイルミルズの前身豊年製油株式会社(鈴木商店製油部)が港湾部への工場建設の為ここに建立したという。そういえばここから東の港湾部は殆どJ−オイルミルズ静岡工場なんだよね。
その神社の斜め前には、鋭角に建てられた怪しい物件があるんですが、ここからどうやら西方面に細い路地裏になっており、怪しい店が軒を連ねていそうだ。早速進入していこうか。
中に入っていくと現れるのは、公衆トイレと思しき物件が。これは公園に在る様なトイレではなく完全に、飲み屋街が共同運営するようなトイレだ。ただ現在は貼り紙が張られ使用不可のようだ。
路地の様子はこのような感じだ。普通に行き違えすると、肩を触れずに対向することが不可能なほど狭い。ただ確実に飲み屋街であることは確かだ。
こ、これが清水の赤線地帯のコアなのか!やばいアングラすぎるぞ。これはちびまる子ちゃんで出てくるようなほんわかほのぼのではないな。酔っ払いのひろしなら出てきそうではあるが。
「18歳未満の方の御入店 固くお断り致します」「十八才未満の方 入店お断りします」
“ドア|18禁|18禁|ドア”の見事なシンメトリーだ。これはもしかすると芸術ではないのか。
「酒場 戸田村」
こんな名前の酒場も。その名も戸田村(へだむらと読む)。かつて伊豆半島の西側付け根に存在した村だ。2005年(平成17年)市町村合併で沼津市に吸収された。
その戸田村とここ静岡市清水は駿河湾を隔て直線で20Kmほどしか離れていないのだが、妙に郷愁を感じる。戸田村に住む貧乏家庭の長男が、家族を支えようと遠洋漁業船に乗り、清水港に帰ってきてはまた出航。そんな若人が戸田村という名の赤線酒場で故郷を思いながら一杯やるのか。あくまで想像だが、そんな絵が頭によぎるな。
「人人」
「さくらじま」
この店もやばいぐらいレトロだな。こんな出入り口の樹脂の取っ手なんてもう何年も見てないぞ。
名称不詳の裏路地横町を抜けるとこんなかんじ。で、いったんこの最狭の横町は終わるんですが、そこを抜けるとまたクラシックな横町「新世界」があるんですよね。次回「旭町」最終回。最後までご覧いただこう。
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(2019)