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全国裏探訪取材班は、広島市内中心部の激安旅館でもある「一楽旅館」にチェックインして一夜を過ごした。翌朝は2階の部屋をそれぞれ見たのでお伝えしていく。
松の間から出ると、夜特有の妖艶な雰囲気が醸し出される。
天窓からは少しの月夜、独特の吹き抜けの構造からはあちらこちらから照明が零れだす。見事なコントラストだ。
床は鈍く輝き、欄干のハートマークがさりげなく主張してくる。この妖艶な匂いは当時から変わっていないのではないだろうか。女の香水の匂いは今はしないが。
遊郭建築にはお決まりの壁の意匠。扇子が模られる。木を使い扇子の骨組みまで表現しているのはよでも良い。

こちらは瓢箪を形作る。瓢箪は昔から魔除けとしても用いられ非常に縁起の良いものとしても知られる。豊臣家もそうですよね。ほら、千成り瓢箪とか。
ただただ安いけど古い遊郭旅館かと思えばそうでもない。2階の一部は近代化改装され今の人でも最低限使いやすいようになってなっている。冷蔵庫もポットもあって何も問題ない。取材班は他にいろいろ他を探検したかったが暗いので、今夜は歯を磨いて休んだ。
取材班は安宿なので何だかんだ言って、よく眠れないかと思ったのだが、かなり寝てしまった。気づいたら太陽は高く昇ってしまっていた。さて本日は宿泊した松の間以外の部屋を見ていく。
さあ、読者の方はこれは何の間かわかるだろうか。簡単だよな。
「櫻の間」
もちろんお分かりだろう。答えは櫻の間。難しい感じの“櫻”の間だ。お間違えないよう。
中はオーソドックスにこのような配置だ。まだ午前中だと言うのにキッチリと布団が敷かれる。この辺は現役遊郭からの伝統なのか?
入り口入って左、鏡台、テレビ、など。空調はクーラー、石油ファンヒーターと一通りの設備は万全。これだけあれば何も言うことは無いな。
続いてこちらは「桃の間」。この部屋はちょうど玄関の真上の空間だ。
昼のイメージは大体こんな感じ。何のモチーフかはわからないが独特の砂時計のような形の飾り窓が印象的だった。
先ほどの扇子は夜のものだったが、日が上がってからの扇子もバッチリとディテールまで見ることができる。本当に昔の職人は芸が細かい。工業製品では無いからねこれ。
まだまだ“一楽旅館部屋探訪”は続きます。
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(2019)