全国裏探訪取材班は、北陸は福井県の片田舎勝山市にきている。福井県というだけでもマイナーなのに、勝山市?そんなもん知らねーよ。どこだよ。と、言われるのも無理もないところなので少し場所から紹介していこうと思う。勝山市といえば有名なのが恐竜マニアの聖地「福井県立恐竜博物館」だ。そして次に人気?なのがこの「越前大仏」だ。なんとも、この越前大仏というのはバブルのノリで作った巨大建築としては最大級だ。早速詳しく見ていきたいと思う。
取材班は車を飛ばすこと数時間、越前大仏に到着。
なにやら、駐車場に着いてからもその巨大な宗教施設に異様さを感じる。まず、人がいない。割に敷地は広大。
「越前大仏」
通称越前大仏、正式には大師山清大寺という寺だ。
取材班は越前大仏へのスタート地点である大仏橋の手前まで来た。この橋を渡ると「門前町」という文字通り店やなどが並ぶわけだ。
これが現地の俯瞰イラスト。一番奥にあるのが大仏殿たる金堂。手前には南大門、中門まである。ここまで書けばだいたいお察しかも知らないが、これは東大寺のそれを真似ているそうだ。なるほどな。
さて、その門前町に入る。門前町といえば神社や寺院の前に自然発生的に土産物屋や神具、仏具を販売する店々の事を言うのだろうが、ここはどうも様子が違う。“門前町”とは名ばかりでこの施設の竣工と同時に開業した人工門前町の様相だ。
パッと同時に完成した門前町だから。パッと客も消えたのか。と思うほど観光客はいない。といっても廃墟のようなくたびれた雰囲気もあまりない。言わばあのピエリ守山のようだ。
門前町の建物は基本的に鉄筋コンクリート。ただ、意匠は福井県に多い“かぐら建て”と言われる外観だ。
「合掌」
これはおそらく店舗の名前なのか、参拝客がほとんど居ない今となっては、もはや合掌される側になってしまったのかも知れん。なむしゃかむにぶつ。
「空」
シャッター街と化した門前町にシャッターが開いているテナントがあった。ただ中身は空。この「空」というのは空室という事なのか、往時のネーミングなのか。わからない。
「シェフの店 カルト」
中央のロゴと思しきもの「ala」?と書かれているのか、、いずれにせよ、カルトとか言うネーミングをつけるのは宗教施設そのもの。他には「大仏屋」とか「研修施設」とかそれっぽいテナントの残骸があったな。
ここまでとりあえず取材班は門前町まで見てきたので、次回もここから先に入りレポをお伝えする。
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(2017)