全国裏探訪取材班は、東京屈指の3K職場のオンパレードの「東墨田」皮革工業地帯を取材している。低賃金でもよく働くのか、とりわけ外国人労働者の姿が目立つ。
いくら技術力が高いっとはいえ最近は中国などの低価格中品質の皮革が市場に出回り、高価格それなりに高品質の日本製皮革がかなり厳しいという。それに皮革産業と言うと言うと国内では禁忌として差別的に扱われ、必然的に外人の割合が高まるというそういった図式だ。
「関係者以外の 出入りを禁ず」
看板の周りにこびりつく油脂がおどろおどろしくも感じる。しかも黄色の看板には・・
「ここは特別工業地域 です。多少の騒音や 煤煙・臭気はご承知 下さい。 油脂 皮革関連企業協議会」
こちらは、少し新しいバージョンか。
「ここは特別工業地域 です 多少の騒音や煤煙及び 臭気は御承知下さい。 皮革油脂関連企業協議会」
こちらは皮革油脂関連企業協議会と書かれているが、黄色の看板には油脂 皮革関連企業協議会となっており。「油脂」と「皮革」が逆転しているな。まさか2つの組織があるのではないだろうが、この辺のテキトーさ加減もここの人種ならば仕方ないのか。
「この地域は「特別工 業地区」 です 多 臭気 煙・騒音 」
自作風で剥げてよく分からないが、概ね同じような内容だな。このような注意書きがあちらこちらに貼られている。もちろん前回説明の通りかなり昔から、この地域は“特別工業地域”だったのでかつてよりの住人はそれを承知で住んでいるわけだし、新しくここに住もうとする人間も現代の日本人ではおそらく居ない。居たとしても、この騒音と臭気を承知で住むわけだ。そんなわけで行政をはじめ、ここらの企業に対してもクレームは申し立てできないようになっている。
謎のタンク群。中身はよくわからんが、上空にはカラスやトンビが飛びまわる。かなり臭気があった。これはいったい何の設備なのか・・
こちらにはケミカル系の何かが置かれている。これは何なのか専門家ではないのでよくわからない。この墨田区は皮革産業と共に、かつては屠殺場も存在した。明治維新になり日本は急速に近代化。西洋的な肉食の文化が生まれ、肉と分離した副産物である皮革製品が産業として生まれたことは今回のレポートで紹介しているわけだが、それと同時に動物から採れる油脂も工業製品の一つとなり、多くの石鹸や洗剤メーカーのルーツにもなっている。
一番よく知られているのが、花王やライオン。これらのメーカーは元々墨田区がルーツだ。
そのほか、ミヨシや玉の肌石鹸、ニッサン(日本油脂)などもこの墨田と関わりがあるという。意外と生活に密着して馬鹿にはできんな。
今日は眠たいのでこれくらいにしておこうか。明日も続けてこの“特別工業地域 ”の様子をお届けしよう。
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(2018)