【まるで古代】旧帝国陸軍墓地施設と「久留米円形野外劇場」を見に行く。【ギリシャ遺跡】≪動画あり≫(3)

 

全国裏探訪取材班は、久留米の旧帝国陸軍墓地施設を散策している。今となっては静かな公園になっているが、当時は国家を支える軍の施設として市民から敬われていたという。

やはりエリア内は両横に灯篭が並び、時間を逆算して想像するとかつては荘厳な雰囲気がしたんだろうな。今でもその面影が残る。

この公園内はとても広く殆どが木々が鬱蒼と生い茂る。最初は取材班も迷った。

しばらくすると、何かオブジェクトを発見。落ち葉と同化した色彩でいかにも遺跡のようだ。先ずは映像からご覧いただく。

「久留米円形野外劇場」

まるで古代ギリシャの、エピダウロスの劇場のようなイメージだ。ステージは幅10mはあるだろうか。

劇場ステージの背景の高さは約3m程あるだろう。中央はこんもり盛り上がっている。背景は客席に対しアールが設けられ、ステージ上で模様される演劇の音響効果に一役買っている。

「養其神」

盛り上がっている中央部には元陸軍中将、志岐豊墓地建設奉賛会長の扁額が今でも掲げられている。取材班は高校レベルの漢文の知識しかないが、現代語に意訳すると“その神を養う”と言う意味だろうな。いかにも旧軍の思想らしい。今なら左翼が発狂しそうだが。w

当時表面はモルタルで見事に仕上げられていたであろうが、今ではモルタルが剥離し劣化が進行している事が分かる。

ステージを中心に同心円状に通路があり、観客席も同心円状に並び扇形のように見えるが、後席に行けば行くほど端の席が短くなる。

 

それはステージから見れば一目瞭然だ。ステージ上から見ると綺麗な円形になっているのが分かる。ステージは雑草が生えている。

客席を見て行こう。座席の脚部はアーチ状になり12個のレンガで一糸乱れず造られているのが分かる。長年の浸食で地面に土が被り座面が低くなっているが、往時はもっと脚の下部が出て座面が高かったと思われる。

こうして見ると、座面が極端に低いのがお分かりいただけるだろうか。

中央ステージに向かってすり鉢状に傾斜がついている。現在進行形で外周から土が徐々に侵食していっている。こうして、歴史が埋もれて行くのか。かつてはここで軍人の慰労のために演劇や出し物をしたのだろうか。それは日本の敗戦として黒歴史のタブーとなり、長い月日が経った。今は誰もいない遺跡になりつつある。

取材班は今まで、色々な軍事施設を見てきたがこのような慰労施設が現役で残っているのは珍しい。何とか残すことはできないだろうか。現時点ではこのままいくと朽ち果て、価値のわからない後世が潰してしまうに違いない。

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(2019)