【日本一恥ずかしい】県道から丸見え。「万願寺温泉」に素っ裸で入る!【露天風呂】(1)

全国裏探訪取材班は、熊本県にある南小国温泉郷の「万願寺温泉」を取材しに来ている。熊本には温泉が無数にあり、あの有名な黒川温泉なども南小国温泉郷に分類されるという。その中でも、ここ万願寺温泉は日本一恥ずかしい露天風呂らしい。早速取材班は現地を訪れた。

温泉郷というと、それこそ黒川温泉や、別府温泉など旅館が多く立ち並び、いかにも観光地。という風情を想像するだろう。

取材班は万願寺エリアの駐車場に到着。案内板を見るとありましたよ、、

「日本一恥ずかしい露天風呂」

「あいさつの実行・○○の励行」「時間厳守宣言の町 南小国町」「あいさつ励行で明るい町にしよう。礼儀を重んじ豊かな心を育てましょう。時間の厳守を生活の基本にしよう。 宣言の町 南小国町」
確かにその通りなのだが、いささか親切の押し売りの気もしないでもないよな。しかもかなり昔の直接的な表現。町並みも期待できそうだなw

駐車場から中心部へ足を運ぶ。小さな集落なので現地民にはすぐに侵入者と分かってしまうな。

観光客は皆無。温泉郷にありがちなお土産屋やカフェとかそんなものは一切ない。

目に付くには、所々に空き家が朽ち果てている事ぐらいか。

 

「松岡酒店」

酒屋ベースの食品用品店と言ったところだろうか。角打ちスペースのようなところもあるな。

現在は簡易郵便局も併設している。このクラシックな郵便の看板もいいな。

松岡酒店横のたばこ屋。今はもうやっていない。

満願寺川の向こうには「立護山満願寺」が見える。

熊本県阿蘇郡南小国町満願寺の地名の由来にもなっている「満願寺」。ここは1274年(文永11年)の鎌倉時代に鎮西奉行北条時定が建立したという。

 

「満願寺所蔵の伝北条時宗像」

歴史好きならあまりにも有名かも知れないが、フビライハン率いるモンゴル帝国からの侵攻「元寇」を2度にわたり討ち果たした鎌倉幕府8代執権北条時宗。その肖像は実はここの満願寺所蔵という。歴史を感じるな。

古い町なので細部をいろいろ見て行くと・・戦前の小オブジェクトも発見。

「日本徴兵保険 第七― 阿蘇郡分團」

日本徴兵保険(旧 大和生命、現 プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険)の広告看板だと思われる。当時の陸軍では予算不足の時期があり、下士官入営後は食事や下着はじめ身の回りのものは自前で用意しなければならず、職業軍人になる為の丁稚奉公の様な期間があったという。

そういった制度に着目して作られたのがこの「徴兵保険」で男子を持つ親が、将来軍人になる子供のために小さいうちに加入し、その子供が徴兵などの際にまとまった保険金が下りる。一種の学資保険のようなものだ。いつの時代も子を思う親の気持ちは変わらんな。

 

そうこうしていると満願寺温泉が見えてくる。橋の上からは上流を見ると、満願寺温泉の共同浴場を川の左に、川の水面と同じ高さの部分にどうやら湯舟のような物が見えるな。

次回は満願寺温泉に入るとするか。

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(2018)