全国裏探訪取材班は、京都駅から徒歩5分ほどの、町がテーマパークの迷路のようなフェンスに覆われた被差別部落、通称「崇仁地区」に足を踏み入れている。さっそく続きを見て行こう。
「この先道路狭い」「通り抜け困難」
こんなややこしい地区、普通は通り抜けようとは思わんだろうな。
それにしてもフェンスまみれだな。空き地ばかり。写真には京都タワーも写っているが、駅から至近のこんな好立地に誰も寄り付かないのは、やはり被差別部落だからか。
「特別警戒実施中!!」
近年は、ここの部落で生まれた若い人が中心になり、少しずつ町を出て行っているようだ。それに続き、京都府はこの一等地を再開発するため、地権者から順次土地を買収、そして、住所不定でバラックのようなところに暮らしていたものは、崇仁市営住宅など改良住宅に住まわしているようだ。
フェンスで埋め尽くされた、空き地の一部にはまだポツンと家が存在する。売却拒否など理由はいろいろあるだろうが、用地改修が難航している。屋根を修復する余裕もないのかグレーシートがかけられている。
こちらの物件は崩落防止ネットがかけられる。それにしても古い物件ばかりだ。こんな地に何ができるかというと、京都市立芸術大学が移転してくるという。
「全体コンセプト“Terrace” ーー(中略)ーー国内外からのアクセスに恵まれたこの地域は、豊かな歴史性と多文化性という地域資源、さらに高瀬川と鴨川という豊かな水の流れーー(中略)ーー」(京都市立芸術大学資料から抜粋)
ざっくりこのような概要らしいが、そんなコンセプトの遥か数十年前から、この地区周辺には戦後ドサクサ期アチャラとかから棲みついた某半島人もいたり(多文化性)、さらに遡って中世からは水の豊富なこの地区は、京都の一の皮革産業の地区だし(豊かな水の流れ)。そんなコンセプト今更分かり切っているよな(笑)
ま、いずれにしても、行政が主導しているプロジェクトなので、有刺鉄線のフェンスで区切ったりセンスのないやり方なんだよな。
一部ではすでに開発が始めっているようだが、どこをとっても中途半端な感じだな。例えば・・
せっかくそれなりにきれいな橋の欄干もセンスのねーフェンスでこんな有様。家も放置プレーだし・・奥の七條沿いのマンションとは対照的。
殺風景ないわゆる改良住宅。かつてここの住人が入っているという。前の写真のマンションとのセンスと雰囲気の違うとこ・・行政って一体・・こんな感じでまだまだ見えない差別が固定化していくんだろうな。
高瀬川に架かる橋。センス無いよな。
さて次回は崇仁地区最終回。よろしくお付き合い願いたい。
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(2018)