全国裏探訪取材班は島根県は松江市の東出雲町に来ている。裏探訪取材班はあの世への入り口とされる「黄泉比良坂」(よもつひらさか)へ探訪すべく国道9号線を走って来た。
国道から目的地へは小さな看板が出ているだけで、ボケっと走っていると確実に見落としてしまう場所だ。しかもわかりにくい。平賀地区に入ると農家の倉庫のようなところに看板が出ている。早速取材班は矢印の方向へ行く。





“日本を創生した女神イザナミ(伊邪那美命)は、火の神ヒノカグツチ(火之迦具土神)を生んだ際に命を落としてしまう。夫である男神イザナギ(伊邪那岐命)は死後もイザナミを恋しくおもい、死者の国である黄泉の国へイザナミを迎えに行った。〈続く〉

〈続き〉イザナミに再会したイザナギが一緒に帰ろうと言うと、イザナミは「黄泉神に相談しないと帰ることはできない」と言い相談をしにイザナギの前を後にする。その時、「けして自分の姿を見ないでほしい」と言って去った。待てど暮らせど戻ってこないイザナミに痺れを切らしたイザナギは、約束を破りイザナミを探しその姿を見る。そのイザナミは醜く腐ってウジ虫が湧いていた。恐ろしくて逃げだしたイザナギをイザナミは鬼女ヨモツシコメ(黄泉醜女)と共に追いかけてくる。ヨモツシコメの気をそらすため、桃の実を投げつけると追手は撤退。〈続く〉

〈続き〉何とか振り切ったイザナギは、その場所に千引石を置いて道を塞いだ。」〈終り〉
となかなか暗い話だ。



出雲大社へ行かれるのであれば、ここもぜひ探訪してほしい。間違いなく“裏”探訪になるだろう。
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(2016)